学生時代から介護業界で働きたいと考えていました。公的機関への就職も考えましたが民間を選んだのは、お客様と向き合いよりきめ細やかなサービス提供ができると考えたからです。学生時代に地方自治体の介護サービスに関わった経験から、公的にお客様に対応することへの限界を感じたことが背景にあります。

また仕事を通して成長していきたいという強い想いがあり、アースサポートの説明会や面接の場で詳しい説明を聞き、この会社なら私の理想とする働き方やキャリア形成ができると確信し、入社を決意しました。まず介護サービスそのものを追求し、その経験を活かし拠点やエリアのキーパーソンとして、お客様や地域に貢献できるよう成長していきたいという気持ちがあります。そのため、サービスから始め広く多くの経験を積むことができる総合介護職を選びました。

一番印象に残っているのは、「私の名前だけ」覚えてくださったお客様です。そのお客様は認知症で、他事業所のサービスも使われており、記憶が曖昧で複数の事業所名や担当者名を覚えていることが難しい状態でした。他事業所や外部のケアマネジャーが集まるサービス担当者会議の場で、そのお客様が、私の名前だけ覚えてくださっていたことがわかり、他事業者の各担当者も驚かれていました。お客様に寄り添った質の高いサービスを一人ひとりに提供することで、印象に残ることができたのかなと思います。それが私個人だけではなく会社全体の評価になったことがとても嬉しく、自信にもつながりました。

お客様のニーズを補える範囲というものは各サービス単体では限界があります。しかし、多職種でのサービス展開をしていることで他のサービスを紹介したり、自分の知らない専門的な知識を他サービスのスタッフから共有してもらったり、円滑かつ迅速に行えることを有効に活用し、お客様のニーズに対応するよう駆け回っています。

「センター長になってみないか」と声をかけていただいたのは入社2年目の時。不安や戸惑いを感じている私に上司は「最初から完璧にできるなんて思っていないから、自分の好きなようにやってみな」と言ってくれました。

最初に取組んだのは、スタッフとのコミュニケーションの強化。毎月スタッフの個別ミーティングを実施し、現状の問題点や些細な悩みごとなども共有してもらうようにしました。年次や雇用形態が様々なスタッフをまとめるのもセンター長の役割の一つです。若くても頼ってもらえるセンター長を目指し試行錯誤の真っ最中で、トライ&エラーを繰り返しながら、自分なりのセンター長の姿を追い求めています。センター長というのは、拠点の人・モノ・お金を自分で管理する、責任のある役職でもあります。正直プレッシャーはありますが、そのプレッシャーも楽しみながら前向きに業務に取り組んでいます。

私は、学生から社会人になるというのは、「与えられる立場」から「与える立場」になることだと考えています。与える立場になることで経験する楽しさ、達成感、充実感は学生時代には味わえないことです。同じ方向を向いて働く同志が、ひとりでも多く入社されることを楽しみにしております。ぜひ一緒に頑張りましょう!