学校を卒業後、病院で看護師として働いたのですが、夜勤など体力的に難しい面があり退職。その後は保険会社に勤務していました。引っ越しを機にもう一度看護師として働きたいと思い就職活動をしていたところ、介護業界はどうか、とハローワークから勧められアースサポートと出会いました。

応募前に訪問入浴の見学ができると聞き、「そもそも訪問入浴って何だろう」と思い見学に参加しました。病院とは違い、「お風呂」というリラックスできるサービスを提供しているので、お客様の笑顔がとても印象的でした。また、スタッフがお客様とのコミュニケーションを楽しみながらサービスを提供している姿を見て、私もその一員になりたいと思い、応募を決めました。 面接時に、現場経験の浅い私がきちんとお客様の状況に対応できるだろうか、と話をした際に、訪問入浴はチームで動く仕事の為、フォロー体制がしっかりしていると聞き、安心して入社することができました。 また、訪問入浴は夜勤業務がありません。実際に働いてみて、多少の残業があるものの、自分の生活のリズムを崩すことなく働くことができています。その点も訪問入浴で働く魅力の一つです。

訪問入浴は、お客様が普段生活している空間に足を踏み入れることになりますので、マナーや気遣いにはとても気をつけています。お客様のお手伝いをしに来た、という意識を常に持ってサービスを提供しています。

訪問入浴における看護師の重要な役割の1つに、お客様の体調のチェックがあります。「お風呂」はお客様の全身の状況を確認出来る貴重な機会のため、些細な変化に気づくことがとても大切です。入浴中やその後の確認での変化を訪問看護の担当者や先生に伝え、すぐに医療に繋げることが必要になります。更にお客様だけでなく、そのご家族への気配りも大切です。「どんな小さな変化も見逃さない」ことを常に気をつけてひとりひとりのお客様と接しています。

私の担当するお客様で、お風呂に入りたがらないお客様がいたのですが、何か月も訪問を続け、コミュニケーションをとっていくうちに、ある日突然「お風呂入ろうかな」と心を開いてくれました。訪問を続けていて良かったと、心から思える瞬間でした。今ではそのお客様は訪問入浴の大ファンで「次はいつ来るの?」と聞いてくれるまでになりました。そういう私たちのサービスのファンを作ることもこの仕事のやりがいだと感じています。 入浴介助中はそのお客様だけを見てサービスを提供しますので、お客様に合った入浴スタイルを作り上げることができます。また、地域に密着したサービスであるため、親身になってお客様に寄り添うことができる点もやりがいの一つです。

訪問入浴の看護師は老年介護だけでなく、成人看護、小人看護の知識も身に着けることができます。様々なお困りごとのあるお客様に関わることができるので、使っている薬や、処置の方法など、気になったところは自分で調べたり、上司や先輩に聞いたりして勉強することができ、自然と自身の知識の幅も広がりスキルアップに繋がります。 また、訪問看護のように直接的な医療行為は基本的にありません。看護が好きだったけどブランクがあるから、と不安に思っている方でも挑戦できます。

アースサポートでは、看護師はとても需要のある仕事なので、もっとたくさんの看護師の方々に訪問入浴を知ってもらい、サービスについて話せる仲間が増えたらいいな、と思っています。 少しでも資格を活かして人の手助けをしたい気持ちがある方、ぜひ一緒に働きましょう。