前職は病院で看護助手の仕事をしていました。病院では患者様ひとりひとりに寄り添える時間は少なく、患者様のニーズを全て汲み取ることは難しいものでした。当時、余命数カ月の患者様のご家族より、“最期にお花見ができたら…”と話があり、希望を叶えてあげたいと奔走しました。何とか病院の了承を得て、結果的にご家族の希望に添える対応ができたのですが、もっと相手に寄り添った迅速な対応ができないかと、もどかしさを感じていました。そんな時に友人から訪問介護という選択肢があるとアドバイスをもらい、在宅介護だからこそできることの可能性を求めて介護の世界に飛び込みました。

ご家族が遠方にお住まいで、おひとりで過ごされているお客様がいました。次第に体調を崩される中で、ケアマネジャーは、施設や病院に入院して最期まで過ごすことがベストなのではないか、という意見でしたが、お客様ご自身は、8年以上共にしてきたヘルパーさんと一緒に自宅で最期まで過ごしたい、とのご希望でした。何がお客様にとってベストなのかを考え、私たちは本人の意向を尊重するため、ご自宅で過ごせるようにケアマネジャーに提案しました。最終的にお客様のご希望に沿い、ご自宅で過ごしていただくことになりました。私は、安心して過ごしていただくために、日々スタッフとケアの確認やお客様の状況を把握、共有し、連絡を取りながらサービスを提供させていただきました。 お客様が永眠された後、今までのサービスの記録をご覧になったご家族から、感謝のお手紙を頂けたことが今でも心に残っています。 “自宅で最期まで”というお客様の気持ちに寄り添いながらサービスを提供するのはとても難しいことで、日々状況が変わる中でベストな選択肢を導き出さないといけません。その中で、チーム一丸となってケアが出来たことはとても大きなやりがいです。

現在は、センター長として拠点の管理を行っています。 現場でスタッフの育成をしていく中で、広く拠点やサービスのマネジメントに関わる責任者へのチャレンジをしたいと考えるようになり、キャリアチャレンジ支援プログラムにエントリーしました。責任者としてキャリアアップをしたいという思いがあれば、ステップアップの最初の入り口を自分で作ることができるというのがこの制度の魅力です。

センター長として、もっと地域から選ばれる拠点になるために日々取り組んでいます。 業務向上に努めることはもちろんですが、人との関わりを大切にし、ブロック全体の目標達成に繋げることを目指しています。所長、リーダーとステップアップが出来ますので、上司としての立ち振る舞いや関わり方を勉強し、自分のスタイルを確立していきたいと考えています。

※キャリアチャレンジ支援プログラム:サービススタッフとしての経験を活かし、管理職としてチャレンジしたい方向けの仕組み

在宅介護は、病院や施設のような建物内の介護とは全く違った雰囲気があります。 今働いている環境で、もっとこうしたい、なぜここまでしてあげられないのか、という悩みを抱えながら介護している方、お客様のご自宅での暮らしを支えたい思いがある方に在宅介護のサービスについて知っていただきたいです。

また、アースサポートではお客様だけでなく、スタッフの生きがい支援も大事にしています。自身のスキルアップをするための仕組みが整備されており、新卒・中途関係なくキャリアアップを目指せる環境があります。キャリアアップ後も、上長からのフォローがあるので、不安なく働くことが出来ます。成長環境を望む方にはぴったりの職場だと思いますので、実現したい目標がある方、在宅介護にチャレンジしたい方のご応募をお待ちしております。