2月は、1年の中で最も寒い月。
都心部においても、日中の最高気温が10℃を下回ることも珍しくありません。
マフラーやカイロを装備しないと、かなり身に堪える寒さですよね。
東洋医学では、『冷えは万病のもと』と考えられています。
事実放置してしまうと、肩こりや腰痛、肥満、下痢、肌荒れなど、さまざまな体調不良を引き起こす原因となることが分かっています。
そこでおすすめしたいのが、身体を内側から温める「温活」習慣。
今回はすぐに始められる「温活」についてご紹介します。冷えに悩まされているという方はぜひ参考にしてみてください!
|まずはセルフチェック!
冷えには、冷える部分や症状によって大きく4タイプに分けられます。
ご自身がどのタイプにあてはまるのか確認してみましょう!
① 四肢末端型 ~手足の末端が冷えるタイプ~
冷え性の典型的なタイプで、特に若い女性に多いです。
無理なダイエットによる栄養不足や運動不足が主な原因です。
➁ 下半身型 ~下半身だけが冷えるタイプ~
中高年~高齢者に多いタイプです。
加齢による筋肉量の減少が主な原因です。
③ 内臓型 ~身体の中心(内臓)が冷えるタイプ~
男性に多いタイプです。
特に副交感神経優位の体質やアレルギー体質の人に多いとされています。
④ 全身型 ~身体全身が冷えるタイプ~
自覚のない低体温の場合があり、「隠れ冷え性」とも言われるタイプです。
ストレスや不規則な生活による自律神経の乱れが主な原因です。
|温活って?
身体の基礎体温を健康維持に最適な体温まで上げる活動のことです。
体温が1℃上がることで、身体が本来持っている免疫機能の働きや血液の流れがスムーズになり、多くの病気やトラブルを回避できると言われています。
身体の外側だけでなく、内側から温めることを意識して、日常生活の中で上手に採り入れていくことが大切です!
|おすすめの温活方法
根本的な「冷え」を解決する秘訣は、代謝を高めることにあります。
■睡眠🌙
「起床前・就寝前に、ふとんの中で3回ずつ深呼吸する」
おへその下に手を当てて、鼻から吸って口から吐く深い呼吸を行うことで、胸やおなかの筋肉が動き、代謝がアップします。
「起床直後に、白湯を1杯飲む」
人は寝ているときにコップ1杯分の汗をかくと言われています。
軽い脱水症状である起床時に、白湯を飲むことで内臓が一気に温まり、体温も上昇します。
■食事🍽️
「温かい飲み物に小さじ1杯程度のしょうがを加える」
血管拡張作用のあるしょうがを加えることで、身体の中から温めることができます。
「たんぱく質中心のメニューを心掛ける」
たんぱく質を構成するアミノ酸には体脂肪を燃焼しやすくなる効果があります。おかずには肉・魚・卵、おやつにはナッツやチーズなどを意識的に食べて、効率よく筋肉を作り、基礎代謝をアップさせていきましょう。
■運動🚶
「テレビを見ながら、腕やかかとの上げ下げをする」
負荷の低い運動でも、日常生活であまり動かさない筋肉を意識して動かすだけで筋力がつき、代謝が上がります。1日5~10分を目安に行なっていきましょう。
「スキマ時間に手をグーパー&指先をもむ」
手足の末端の血流を促すだけでも、身体の隅々まで血流が流れ、代謝が上がります。手をグーパーしたり、指先1本につき10秒くらい揉んだりして刺激を与えてみてください。
いかがでしたでしょうか。ちょっとした生活習慣が冷えの改善や身体の免疫力を高めることにつながります。
温活習慣で寒さに負けない身体づくりをしていきましょう!