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身近な糖尿病リスクに注意しよう

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2021年6月30日
2021.6.30

皆さま、こんにちは!

今回は、生活習慣病としてもよく知られる糖尿病についてご紹介します。

 

❙ 身近に潜む糖尿病リスク

毎日食卓にあがるご飯には、何個分の角砂糖が含まれていると思いますか?

実は、ご飯茶碗一杯(150g)あたり、角砂糖14個分(≒55.1g)と言われています。この数字から、私たちの日常的な食事には多くの糖が含まれていることが分かります。

 

❙ 糖尿病とは?

血糖値は、ご飯が体内で糖分として摂取された後、血液中に取り込まれることで、食後一時的に上昇します。その際に、糖分は、すい臓から分泌された「インスリン」により細胞に運ばれ、エネルギーに変換されることで減少し、血糖値が低下します。

この「インスリン」は血糖を下げる唯一のホルモンです。糖尿病は、このインスリンが不足していたり、上手く働かないために血糖値が高い状態が続く病気です。血管が破壊され、酸素と栄養素が体の組織や臓器に届かなくなります。その結果、手足のしびれ・口の渇き・多尿・頻尿、傷の治りが悪いといった多様な症状が現れます。

 

❙ 症状が続くと…

糖尿病になると、様々な合併症を引き起こします。

<神経症>

年間約20,000本の脚を切断…血液が届かないと、神経障害が起きやすくなります。痛みに気付きにくいため、些細な傷から足が腐り、最悪の場合切断に至ることもあります。

<網膜症>

年間約3,000人が失明…失明の原因疾患の上位にあるのが糖尿病。徐々に視力が低下するのではなく、ある日突然目の前が真っ暗になることも少なくありません。   

<腎症>

年間約5,000人が腎機能障害に…高血糖状態が20年続くと、腎機能障害になる可能性が高まります。尿を作る能力が失われ、人工透析が必要となる方も多くいます。

他にも、健康な人に比べ、心筋梗塞や脳梗塞に罹りやすいと言われています。

 

糖尿病は自覚症状がないまま進行します。そのため、傷が治りにくいことや合併症が起きて初めて、発覚することが少なくありません。

日本人はインスリンを分泌する能力が低く、糖尿病に罹りやすいとされています。また、内臓脂肪が多い人もインスリンの働きが良くないため、注意が必要です。

ぜひ、糖尿病についての知識を、ご自身の健康管理に役立ててみてください!