アースサポートだより

安全・衛生

Safety and Hygiene

花粉シーズン到来!花粉対策のご紹介

安全・衛生
2023年3月1日
2023.3.1

皆さま、こんにちは!

冬の寒さも和らぎ、春の訪れを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 

春は、「花粉症」の季節でもあり、各メディアによると、今シーズンは関東甲信で例年を上回る大量飛散予想が発表されています。その花粉量は、過去10年平均値の1.5倍以上!

今回は、3月~4月頃に本格的なピークを迎える花粉症への対策をご紹介します。

 

 


 

|花粉症とは

花粉症は、花粉に対するアレルギー反応により発生する病気です。

主にくしゃみ・鼻水・鼻づまりといった鼻の症状と、目のかゆみ、涙、充血といった目の症状を引き起こします。

これらの症状が睡眠不足や集中力・判断力の低下につながり、また花粉の種類によってはのどや皮膚のかゆみ、咳やたん、下痢や食欲の減退、微熱といった症状を引き起こすこともあります。

 

|花粉症を引き起こす植物

花粉症の原因となる花粉は、日本では約60種類にも及ぶといわれています。1年を通して、さまざまな花粉が飛散していますが、中でもスギとヒノキの花粉が有名です。

 

・スギ🌲

ピークの時期:2月中旬~4月中旬

東北から九州まで広い範囲に存在し、日本中で最も多くの花粉を振りまいています。鼻炎症状が強く出る傾向があります。

・ヒノキ🌳

ピークの時期:3月末~5月初旬

スギほどではありませんが、飛散量はかなり多く、スギ花粉と併発させている人も多い花粉です。鼻炎症状が強く出る傾向があります。

 

|花粉症対策

室内や屋外で簡単に実践できる対策をまとめましたので、ぜひご参考にしてください!

 

~家の中にいる時~

 こまめに掃除する

花粉はとても小さい物質のため、家の中に簡単に入り込んできます。

ドアや窓の開閉は最低限にとどめ、カーテン・フローリング・畳などの掃除については、拭き掃除や粘着クリーナーを使用するなど念入りに掃除しましょう。

布団を外に干さない

なるべく布団乾燥機などを活用し、外に干すことは控えましょう。

どうしても干したい場合には、花粉の飛散量が少ない午前中に行ない、取り入れる際は花粉をはたいた上で、布団の表面についた花粉を掃除機で吸い込むことをおすすめします。

枕元の花粉を拭き取る

床の上にはもちろん、ベッドにも花粉は溜まります。寝ているときに花粉を吸いこまないよう、枕周りを水で少し湿らせたティッシュやタオルで拭きとっておきましょう。

 

~外出する時~

メガネやマスクを活用する

顔にフィットするタイプの使い捨てマスクは感染症対策だけではなく、花粉症対策にも有効です。

また、コンタクトレンズからメガネの使用に切り替えることで、目に入る花粉量を40%削減できるそうです。

綿や化学繊維の服を着用する

一般的に、ウール製の衣服などは花粉が付着しやすく、屋内に花粉を持ち込みやすいとされています。

外出時は、綿や化学繊維など凹凸の少ない素材の衣服を着用し、花粉の付着を抑えるようにしましょう。

玄関に入る前に花粉を落とす

どんなに対策をして外出したとしても、花粉は少なからず身体に付着しています。帰宅時は、玄関に入る前に花粉を隅々まで払い落としましょう。

鞄と衣服がこすれて静電気が発生しやすい腰あたりや、ふくらはぎ、スカートやパンツの裾などについていることが多いです。

 

花粉症は、日常の中でほんのひと手間の工夫を心掛けることで、症状を和らげることができます。

春の季節を快適にお過ごしいただくためにも、ぜひ、ご自身に合った対策を実践してみてはいかがでしょうか?