皆さま、こんにちは!
10月10日は日本転倒予防学会が制定する「転倒予防の日」です。高齢者の転倒事故の約半数は、住み慣れた自宅で発生しています。原因は、身体機能の低下や運動不足、生活環境など様々な要因が考えられます。そこで今回は、自宅内で注意するポイントやタイミングについてご紹介します。介護をしている皆さんもぜひ、参考にしてくださいね!
|ポイント
☆玄関
・履かない靴は片付けましょう。
・安全に靴の脱ぎ、履きができるように椅子などを設置しましょう。
☆階段
・滑り止めテープやマットを貼り、床に物は置かないようにしましょう。
・夜間は足元を照らす明かりを設置しましょう。
☆リビング
・歩く導線を避けて、電源コードを配置しましょう。
・カーペットやこたつはめくれていると躓きの原因になるため、なるべく使用しないことを推奨します。
☆浴室
・床には滑り止めマットを敷きましょう。
・石鹸やシャンプーはしっかり洗い流し、ぬめりが残らないように乾燥させましょう。
|タイミング
☆夜間のお手洗いや起床時
身体が完全に覚醒していない時は、スムーズに関節や筋肉が動きにくいため、ベッドから立ち上がる時や、歩き出した時などに転倒事故が発生しやすくなります。
☆急に呼びかけられた時
呼びかけに反応して振り返ったり、立ち上がろうとした時などに転倒事故が発生しやすくなります。
☆靴を脱いだり、着替えたりする時
玄関で靴を脱ぐ・履く、ズボンを脱ぐ・履くなど片足で身体を支える時にバランスを崩し、転倒事故が発生しやすくなります。
転倒は大けがに繋がりやすく、寝たきりの原因となることもあります。日頃から身体機能の維持・向上や生活環境を見直し、住み慣れた自宅で安心・安全に過ごしましょう!