アースサポートだより

安全・衛生

Safety and Hygiene

熱中症にご注意ください!

安全・衛生
2023年7月10日
2023.7.10

皆さま、こんにちは!

 

暑さが厳しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

夏になると天気予報やニュースで熱中症の話題をよく耳にします。患者のおよそ半数は、暑さや水分不足に対する感覚機能が低下している65歳以上の高齢者です。そこで今回は、熱中症予防についてご紹介します。

 

|熱中症予防のポイント

①こまめに水分補給をする

特に高齢者は喉の渇きを感じにくい傾向があるため、こまめに水分補給をすることが大切です。1日の飲水量の目安は「体重×30ml」です。トイレが面倒だからと水分を控えるのではなく、入浴や就寝の前後など生活の節目に飲む習慣を付けることが大切です。また、大量に汗をかいた場合には、塩分の補給も大切です。経口補水液や塩分タブレットで効率的に水分、塩分を摂取しましょう!

②昼夜を問わず、エアコンを適切に使用する

熱中症は、気温が高い屋外だけで発症すると思われがちですが、屋内、夜間でも注意が必要です。特に高齢者は汗をかきにくいので、自分でも気付かないうちに体温が上昇していることがあります。室内は「室温28℃以下湿度70%以下」を目安に管理しましょう!エアコンをこまめに切ったり、付けたりすると電力を消費しますので、30分以内の外出であれば、連続運転するほうが節電できます。また、エアコンが設置されていない場合には、窓を開けることにより、風通しを良くしましょう。

③栄養バランスの良い食事をとる

食欲がないからと、食事を抜いてしまうとエネルギー不足により、熱中症のリスクも高まります。そのため、1日3食バランスの良い食事をとることが大切です。具体的には、汗をかいた時に不足しやすいカリウムを豊富に含む「ほうれん草やバナナ」、疲労回復に効果があるビタミンB1を豊富に含む「豚肉、納豆」などがオススメです。

 


熱中症になってしまったら…早めの処置が大切です!

①涼しい場所に移動します。

②衣服を緩め、氷やタオルで身体を冷やします。首筋や脇の下などが効果的です。

③水分や塩分を補給します。

 

意識がない場合や自分で水分が飲めないなど症状が重い場合には、救急車を呼び医療機関で治療を受けてください。

 

熱中症に対する知識や適切な処置を学び、ご自身と大切な人の健康も守りましょう!