皆さま、こんにちは!
年齢を重ねると、肌が乾燥し、ひび割れが起こるなど皮膚トラブルが多くなりがちです。
今回は、皮膚の構成・特徴・ケアのポイントについてご紹介します!
|構成
皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織の3層から構成されています。
・表皮…皮膚の最も外側にあり、外部からの異物の侵入や身体の水分の蒸散を防ぐバリアとなり、内部を保護する役割があります。厚さは約0.2㎜。
・真皮…表皮の下にあり、毛細血管、リンパ管、神経などが通っています。 また、皮脂を分泌する皮脂腺や汗を出す汗腺などの器官も真皮の中にあります。厚さは約2㎜。
・皮下組織…真皮の下にあり、主に脂肪でできています。外部からの刺激を和らげるクッションやエネルギーを貯える役割があります。
|高齢者の皮膚の特徴
皮膚の水分や皮脂が減少し、皮膚を保護するバリア機能も低下するためドライスキンになる傾向があります。また、表皮の一番外側の層である「角質層」は約30%が水分で構成されていますが、 水分含有量が10%以下になると、表面がガサガサになり、痛みや痒みが発生します。乾燥による皮膚トラブルの1つが「老人性乾皮症」です。皮膚に亀裂が生じ、白い粉のようにはがれ落ちることがあります。
|ケアのポイント
洗浄…肌に負担をかけない、弱酸性の洗浄剤を選びましょう。よく泡立て、ゴシゴシ擦らずに、優しく洗います。すすぎ残しがないように気を付けましょう。
保湿…入浴直後は水分量が高いため、保湿効果を高めます。水分をしっかり拭き取った後に、10分以内に保湿剤を手のひらで肌をなでるように優しくなじませましょう。
保護…ナイロンやポリエステルなどの化学繊維は、乾燥肌の状態には刺激を与えてしまう可能性があります。肌に触れるものには、木綿やシルクなどの天然素材のものを選ぶようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。スキンケアは、継続が大切です。日頃から適切なケアを心がけましょう!