アースサポートだより

安全・衛生

Safety and Hygiene

6月4日は「むし歯予防デー」

安全・衛生
2023年6月3日
2023.6.3

みなさま、こんにちは!

6月4日は「むし歯予防デー」です。さらに、6月4日~6月10日までの期間は「歯と口の健康週間」と呼ばれていることをご存じでしょうか?そこで今回は、歯のトラブルを防ぎ、いつまでも健康な歯を保つためのポイントを4点ご紹介します。介護をしている皆さんも口腔ケアを行う時の参考にしてくださいね!


|4つのポイント

1.歯に合った歯ブラシを使う

磨き残しがないよう、磨きにくい歯や歯の間は丁寧に歯ブラシをあてましょう。できればフロスや歯間ブラシを使うことをおススメします。磨いた後は、歯の表面がツルツルになっていることも確認しましょう。

2.歯磨き粉の量は最小限で大丈夫

毛先を歯にあてて、軽い力で小刻みに動かしましょう。歯磨き粉の量は最小で大丈夫です。

3.食後30分以内に歯を磨く

汚れが沈着する前に、歯についた汚れを落としましょう。

4.義歯のケアもお忘れなく

義歯も大切な歯です。消毒液につけて清潔に保ちましょう。ただし、つけすぎには注意が必要です。

口腔ケアを始める前には、汚れ・出血・舌の状態を観察し、奥歯のほっぺた側から磨きます。もしも、ご本人が嫌がっているようならば止めるなど、無理せずに臨機応変に対応することが大切です。歯は生え変わったら一生ものですから、高齢の方だけではなく、若い方もぜひ今からケアをしていただきたいです!


|歯の「健康寿命」を延ばそう

高齢になるとむし歯や歯周病によって歯を失う方が多くなります。成人の永久歯の数は、上下28本。厚生労働省による歯科疾患実態調査(平成28年実施)によると、20本以上の歯が残っている割合は、65歳~69歳では約7割、80歳~84歳では約5割という結果が発表されています。

この結果を見て、皆さんはどう思われましたか?実はこの結果、5年前の調査時よりも1割程度改善しているのです!「8020運動」を含む歯科口腔保健施策を各地域や関係機関が推進してきた成果が表れたのですね!つまり、正しいケアを行なえば、歯を守ることができるのです。

歯を失うと咀嚼能力の低下によって食事量が減り、栄養状態の悪化につながることもあります。また、それだけではなく歯が1本なくなっただけでも、声がかすれて聞き取りにくくなってしまうなどの影響もあります。正しい歯磨きで口腔内の健康を整え、健康を維持していきましょう!